ビスケットであそぼうのコラム

本を企画した最初のころから,ページが奇数で余る場合があるからそこにコラムを埋めて欲しいと言われていました.それくらいの分量でしたらブログで書きなれてますし.

全部で8つ書きました.最初は解説だから大人向けでいいやと思ってましたが,子どもには難しいかもしれないけれど親子で読める内容にすべきと思いまして,子どもには見せたくない内容以外は全部親子で読めるようにしました.子どもには見せたくないものというのは,ビスケットの内側の話(こういう仕掛けをいれて子どもに何を感じてほしいか)とプログラミング教育のFAQの話です.それ以外,コンピュータとかプログラミング言語の仕組み的な話は全部子どもでも読めるようにしました.4歳からできるとありますが,その難しい話は4歳では無理かとは思いますが.子どもって難しくてわからないところがあっても,気にしないですよね.そのうちわかる様になると思いますから.

ページの隙間を埋める目的でしたが,どうしても入れたい内容が出て,逆にレイアウトを詰めてページを開けてもらったところもあります.

このコラムとは別に,22個の遊びすべてに「保護者の方へ」を書いています.この遊びにはどんな意味があるのかという保護者に向けたメッセージです.動物園で生き物を観察してから作るとよいですよ,とか.ほとんどの遊びは苦も無くさらっと書けたのですが,いくつかはどうしてもアイデアが浮かばないところもありまして,無理やりなところは済みません.

ビスケットをワークショップで教えてて,「遊んでいるだけじゃないか」と思われることが多々あったので,数年前からは必ずそのワークショップの意味というかこの遊びで知って欲しいワンポイントを終わり数分で解説しています.たとえば「一つのメガネは単純だけど組み合わせるからすごい動きができるんだよ」とか.こういうのを毎回考えていたので,「保護者の方へ」欄はわりと普段考えていることそのまま書けたなぁ,という感じです.

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