ビスケットの本の中身が2倍あると書きましたが,本当です.
下に目次を載せましたが,昨年の6月で一旦書いたときは3章までの内容しかなくて,それで1冊にしようと考えていました.実際に2年前に本を出していたらそこまでだったでしょう.
ところが昨年の3月くらいにipadのバージョンがリリースされて,今回のキモである「方眼紙」のモードが導入されてから,面白い応用が次々と発明されまして.それは次の本のネタにしようかと迷いましたが.次の本までにはさらに面白い応用が発明されるだろうから,全部いれてしまえ,ということでこれだけの内容になりました.実は削ったのもいろいろとあります.
本にも書いてますが,ビスケットは覚えなければならない手順がとても少ないので,説明は本当に数ページで終わってしまいます.なのでこれだけの内容ですがページ数はそれほど多くありません.
私たちは,ワークショップのうまいやり方を指導する「ビスケットファシリテータ講習」というのを毎月1回開催してます.これを修了した人は230人を超えました.ここで教えているワークショップの進め方と,この本で書かれているビスケットの遊び方は実は結構違います.
ワークショップ(や授業)では大勢の子供に一斉に教えます.少ないスタッフで多くの子供に教えるとなると,それなりの技術が必要です.個別に教えるより,同時に教えられた方が楽ですが,ゆっくり丁寧に作品を作りたい子供もいれば,次々作品を量産したい子供もいます.それで作業の時間があまり差がでないものを最初にもってきて,絵を描くといった時間がマチマチな作業は後の方に持って行くという工夫をしています.
それに対して,この本は親子で一緒に遊ぶ(または文字が読める子供は一人で遊ぶ)ことを前提にしていますから,そういった工夫は必要ありません.それで,すべての遊び方は最初に絵を描いてもらうところから始まっています.
そういう違いも,書いていて楽しかったですよ.
0 ビスケットの使い方
1 ビスケットランドであそぼう!
01 絵を描いて動かそう!
02 クラゲみたいにゆ~らゆら
03 色いろいろキャンディ
04 ダンシング棒人間
05 歩いて見えるしゃくとり虫
06 くるくる回す
2 いろいろな動きを作ろう[ぶつかる編]
07 ロケットと星がぶつかったら
08 花が咲く
09 かぜの伝染
10 じゃんけん
3 いろいろな動きを作ろう[かんたんゲーム編]
11 さわったら出てくる
12 おそうじロボット
13 タマゴが割れたら?
14 シューティングゲーム
4 模様を作ろう
15 パタパタ模様
16 増えながら動く模様
17 ぶんしん模様でうめつくそう!
5 音を鳴らそう
18 リズムマシーン
19 オリジナルけんばん楽器
20 オルゴール
6 落ちゲーを作ろう
21 ボールくずし
22 ボールくずしの得点計算