個展開催の経緯

いよいよ,僕の初の個展「はらだ博士の驚きの部屋」がオープンしました.僕がつくったビスケットだけじゃなく,他の未公開のアプリ2つや,僕の部屋にあった変なコレクションなどを展示しています.どの展示一つとっても,僕が語りだしたら止まらなくなるようなネタの宝庫ですので,今日からネタの続く限りそれぞれの展示の裏側についてこのブログでご紹介していこうと思っています.

まずは,開催の経緯から.

これまでにも,僕はビスケットを使って美術館や科学館での長期展示という経験は何度かありました.今でこそ,タブレットをお持ちの家庭も増えましたし,ビスケットもタブレットやスマホに対応しましたが.以前はそれも珍しく,さらに大画面で自分の描いた魚が動くということで結構人気でしたよ.で,そのうちにビスケット以外のアプリを作ったり,展示したりという経験も増えてきました.

ビスケットというのは結構複雑なアプリなんですよ.簡単に作れるといってもプログラミングですからね.それに比べて他のアプリは多少ボタンを押すのと絵を描く程度で大体楽しめますから,プログラムの規模としてもビスケットの1/10くらい.子供向けにインタフェースを工夫しなくてはいけない部分もすごく少なく,ということで楽でした.ビスケットで苦労した甲斐があったという感じです.

そうしているうちに,原田という作者の名前を出してもよいと言えそうなものが何本か出てきました.名前を出してよいというのは,他の人じゃこういうアプリは思いつかないだろうな,というものです.なかなか作れないというんじゃなく,誰も思いつかないとか,そもそも作ろうとすら思わないとか,そういうレベルです.

で,細部にまでこだわって作るのは作品と言ってもよいわけで.そうなると,もう「アプリ作家」と名乗ってしまえと.それを名乗る資格が必要なのかと思っていたら,そんなことはなくて名乗ったもの勝ちということのようですし.会社を辞めて自由に事業をやれる立場としては何も妨げるものはないわけです.

呼び名は多少議論が必要ですね.「アプリ作家」なのか「ソフトウェア作家」なのか「プログラム芸術家」なのか.僕の場合,子供が実際に触れるソフトウェアを作るのが得意なので,ソフトウェアの中でもアプリと言い切っちゃった方がいいかなと.

そうしたら,僕が普段から仲良くさせていただいているNPO法人のCANVASさんが今回の会場となったハチラボの企画展を1年間任されることになったという話を聞いたじゃないですか.それで,すぐに売り込みです.ざっくりと「個展やらせてください.ネタはあります」です.

僕は最初ソフトウェアだけの展示のつもりでしたが,展示なのでモノを色々と置きたいということで,僕が面白いと思っているおもちゃとかも展示させてもらうことになりました.これらは洒落というか悪乗りですけれども,でもそれぞれたっぷり語れるストーリーのあるものたちです.もしかしたら,どうして誰も思いつかないアプリを思いつくことができたのかのヒントに,,,,ならないと思います.

入場無料なのと,来やすい場所にあるので,ぜひお越しください.

僕はアプリにバグがあったら朝9時に来て修正してそのまま午前くらいは会場にいる,という感じで会場にいると思います.

では,よろしくお願いします.16425806_1604899086194096_3125658457238694212_n

開催概要

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