先日,福岡に行った時,Springin’の中村さんと話す機会がありまして.僕がビスケットで自分の予想を超えた作品をいろいろとお見せしたら,中村さんからSpringin’の予想を超えた作品をいくつか見せてもらえまして.
ビスケットと全然違うところと,すごく近いところがあるんですね.少し興味がでたので,ちょっと遊んでみることにしました.
アプリは,iOSのみですが,無料でダウンロードできます.
2つ絵の部品を描きます.赤い丸と青い棒です.フリーハンドで描いても正確な図形で描いてもどちらも面白いです.
赤い丸の属性にピンどめをつけます.ピンどめは下に落ちないという属性です.青い棒の方は回転の属性をつけます.ピンどめしないので下に落ちます.
このように棒と丸を配置します.
つぎに,棒の属性にピンどめを追加します.ピンどめと回転が混ざると,中心だけで固定されるのでくるくる回るようになります.
その属性になった棒を次のように並べます.最初に並べた棒にはピンどめの属性はつきません.
ここで,盤の属性として下方向に重力を設定します.何もないところをタッチするとりんごが落ちるアイコンがでるのでそれを選びます.
スタートすると.上の棒は下に落ちて,
下の棒にぶつかると,それがくるくる回ります.
さて,ここからがプログラミングっぽいところ.
僕も完全に理解したわけではないのと,用語等まちがっているかもしれませんが.Springin’のプログラミングはトリガーとアクションの組み合わせで行います.ステージに置いた絵を指でタッチするとそのままトリガーになります.タッチは基本としてあって「タッチを無視する」という属性があるようです.そのほかに,他の絵とぶつかったらというトリガーもあります.
アクションもいろいろとあるようですが,おもしろいのが「相手を複製する」というものです.アクションは自分に対してではなくて,他の絵に対して指示するスタイルのようです.
まず,赤い丸をタッチして属性を開きます.
次に「相手を複製する」をタッチして相手を選択するモードに入ります.
この赤丸の相手はその下の青い棒です.それをタッチして下のチェックを押して決定します.相手の選択は複数のものを選べるようです.
同じようにして,他の2つの赤丸についても「相手を複製する」のアクションをつけてゆきます.
これで,「赤丸をタッチしたらその下の青い棒が複製する」というプログラムができました.
実行すると,
このように,タッチするごとにどんどん棒が出てきます.連打するとたくさん出てきて,それが落ちます.
一応これで,下のぐるぐる回る棒にいくつ棒を乗せられるかというゲームができたのですが,下の棒の配置で難しさを調整できます.いまの配置だとちょっと難しかったようです.
このようにV字に並べると固まりやすいですね.
こんな感じで棒を積むゲームができました.
応用は簡単で,落ちてくる絵をうさぎやくまにしてみました.棒も木の枝です.
一度,赤丸と複製する相手との対応がとれたら,別に複製する絵のすぐ近くに赤丸を置く必要はないので,ステージの下の左右の下に置いて左右の手でタッチしやすくしてます.
他にも面白そうなアクションがあるのでもう少し試してみたいと思います.