倉庫番

宮城県の杉山さんが,昔懐かしいゲーム倉庫番を作ってくださいましたので,ご紹介します.

倉庫番というのは,平面のゲームで荷物を押して所定の場所に片付けるパズルです.荷物を押すことしかできないので,たとえば壁にくっつけてしまったらそこから引き出すことはできません.角に入れてしまったらもう動かせません.荷物は一つしか押せません.荷物が障害物になったりするので,順番を考えて行ったり来たりして解きます.

最初の画面はこうなってます.

スクリーンショット 2016-07-11 20.51.55

このプログラムのミソは「空白(何もない)」という場所も絵として表現してある点です.そうじゃなければ「うごけない」というケースを沢山列挙しなければならないのでメガネがすごく増えてしまいます.昔のBASICでゲームを作っていた人ならよく使うテクニックでもあります.

まずは,人の隣に空白があって,その空白をタッチしたらそちらに動くというメガネです.

杉山さんのプログラムでは,空白の位置は変わらず,人だけが移動するようになっていますが(人と空白が重なっても良い),僕が作るとしたらここは人と空白が入れ替わるように作ると思います.ゲーム全体で一貫性が保てれば,ここはそれほど重要ではないです.

次に荷物を押すプログラムです,

スクリーンショット 2016-07-11 20.52.44

人の隣に荷物があって,その先が空白のとき,荷物をタッチしたら,押すことができる,というプログラムです.

荷物の保管場所(ゴール)は赤い点で表されてます.

スクリーンショット 2016-07-11 20.53.01

赤い点に荷物を置いたとき星に変わります.これで基本的なプログラムは終了ですが,一度保管場所に置いた荷物をもう一度動かさないと解けないという意地悪な問題もあります.それのために,

スクリーンショット 2016-07-11 20.53.20

星を押したら,荷物に戻って保管場所の印を置く,というプログラムも作ります.

これで本当に終わりです.簡単に作れてしまいましたね.

ゲームはFlashから見ることができます(ここ).開いた後右側の全画面ボタンを押すとスタートです.

また,ゲームのプレイ動画はこれですが,まだ解けてません.


最近,ブロック崩しも今度ご紹介しますが,2Dのゲームはビスケットの得意分野かもしれませんね.

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