2進法による作曲マシン

いままでで一番出来のいい作曲マシンです.

最初はこのように置かれています.

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次のようなメガネがあって,「?」はランダムに色の玉か空白に変わります.

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つぎに,

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左上の青い四角から下に紫にボールが次々と生成されます(上のメガネ).紫のボールが2つ重なると1つだけ右下にずれて,赤い棒が生成されます(真ん中のメガネ).赤い棒は横に進みます.

以上を走らせると,

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のような画面になります.左上からくる斜めに並んだ紫のボールは二進法のカウンターとなってます.そのカウンターが順に数えて,桁上がりをするタイミングで赤い棒が作られて,それが横に進む.

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これは,その赤い棒が色の球とぶつかると音を鳴らすというメガネです.

どんな曲が作られるかというと

作品はこちら

実行するたびにランダムに音の並びが変わるので,毎回違う曲が作られます.

ここでは紹介していませんが,任意の場所をタッチするとランダムに色の球が出て,色の球をタッチすると消えるというメガネも入っています.これで実行しながら細かく曲を変えることもできます.

しかし,なにも手を加えなくてもそこそこ聞ける曲がつくられます.

ミソとしては,まず2進法のタイミングでシーケンスを鳴らすというのが音楽のよくある構造だからです.4小節ごとに小さな飾りが入って,8小節ごとに中くらいの飾りが入って,16小節ごとにもう少し大きな飾りが入って.という感じです.

もう一つのミソは,最初に「?」を置いてますが,市松模様になっている点でしょうか.1小節ごとに繰り返されるシーケンスに対して2小節ごとに追加されるシーケンスがすべて裏の拍になっています.4小節ごとのシーケンスはまた拍子の頭にそろっていて,そこで和音になりますが,8小節ごとのシーケンスはまた裏拍で重なってきます.

色の球と音との対応を変えると曲調を変えられますね.「?」も何種類か用意して,低音,高温,ひびく音,ひびかない音などの種類でランダムに生成させてみてもよいかもしれません.

2進法で作られる音楽は,聞いていて飽きません.人間は2進法が好きなんでしょうね.そういえば2048という同じ数を足してゆくゲームがありました.あれもルールは単純でしたが2進法的な中毒性がありましたね.

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