コンピュータに教えるという発想

プログラミングを学ぶのか,プログラミングで学ぶのかとか,いろいろな議論があるけれども,だいぶ見えてきたような気がします.

例えば,ビスケットで漢字の書き取りをする話や,昨日の学年別手書き入力など,これを同時にやればいいんだということですね.

まず,必要なのは無限に保存できる電子ノート.手書きの良さを失いたくないので,iPad proとApple Pencil くらいのデバイスが欲しいです.小さいproか,できればiPad miniくらいのサイズのがあればもっといいですが.

それを小1がつかいます.

その上で文字の練習や漢字の書き取りをします.するとデバイスが少しずつ学習してその子が知っている漢字,単語を覚えて行き,認識できるようになります.

書いた文字を文字として認識してフォントの文字に清書するのかどうかは,後から決めます.とりあえず入力した情報はすべて保存しておいて,それをどのように見るかということだけの話ですから.

そのノートの上ではビスケットのような言語が動いています.ノートの上で計算を教えます.足し算や引き算.一度教えた計算はコンピュータができるようになります.

こうやって,使っている子供がいろいろなことを覚えて行くのと一緒にコンピュータも成長して行きます.

ハードウェアは壊れるし,紛失するので,学習した情報はすべてクラウドに保存されて,その子が一生アクセスできるようにしておきます.

テストもそのノートの上でやればよいです.コンピュータが補完してくれる場合と,子供が自分で書かなきゃならない場合などがちゃんと制御できるようにします.テスト用紙を全員に配布した時,書き込める領域が決まっていて,しかもそれぞれの領域で実行可能な補完能力を出題側が制限できるようにします.

そのノートの端末は,ネットにアクセスできるけどクラウドに保存するためだけで,ネット上の情報を引っ張ってくる機能,たとえば動画をみるとか,もっというとデジタル教科書とか,そういう機能はないほうがいいかもしれませんね.まっさらなノートに書き込むみたいに,自分がお世話をすればするほど,使い勝手が増すツールってことです.最初から高機能なんじゃなくて.

カメラはあってもいいかもしれません.

友達にノートのコピーをあげるとか,そういう便利機能はなしです.手で書き写すしかないです.

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